クレジット・カード会社はこの場合にはしかるべく調査の上、不正と確認されれば請求取消、払い戻しするのが通常であり、それが行われることがカード会社の信用になる。
利用者のとるべき方策は、不正利用をカード会社に通知して調査を依頼すること、引き続いて不正に利用されることを防ぐためカードを解約することであろう。
そこでカード会社には書面で事情を通知して、カードは解約することにした。
文書宛先はUCコミュニケーションセンター、9月21日付。カード解約日9月25日。
カード解約は電話による他に方法がないことは大多数の他社も同じである。当方はカード解約の経験があったので、暗証番号が求められること、残存ポイント放棄の意思を伝えること、を直感で受け答えして切り抜けた。
さて、当方から文書郵送した後、経過状況一切不明のままに過ぎた。
12月にUCカードの利用明細書が郵送されてきた。12月15日付にてマイナス計上の金額が明示され、返戻する旨付記されていた。問い合わせ先は豊島区の(株)クレディセゾン。
遅れて親展の来状があり、調査結果で請求取消になったことと、1月度の支払明細書に返戻が記載されることが通知された。国際ルールによる調査のため時間がかかった旨の説明もあった。文書日付は上と同じ12月15日だが、消印は12月19日中野北局、差出人(株)クレディセゾン、照会先ユーシーカード(株)。この種業務の担当係名もわかったが、公開してよいか不明のためここには書かないでおく。
1月に当方の銀行口座を調べて戻し入れが実行されたことが確認された。
以上で今回の不正利用被害にかかる問題は落着した。当初、電話の他に被害申し出の方法がないことに不満と不信をもったが、結果としてはUCカードも信頼できそうに思えた。ただし先方からの文書に今後も当カードをよろしくとあったのには残念に思う。当方はすでに解約して、電話でも解約理由は告げた。その解約が文書発信者に伝わっていない。当方の考えでは、こういう場合被害カードを無効にして代替カード発行という方法もあろうかと思う。そうできれば会員解約も不要である。営業意欲が少ないのかも知れない。当方の文書が受け付けられたかどうかも不明で、不安であった。それからカード会社全部にお願いしたいのは問い合わせや解約に電話に代わる方法を開発してもらいたいということである。UCカードの対応には感謝するが、体制に工夫が望まれる。
ちなみに利用明細書に記載されていた海外利用店名は、BONXMEDIA および KICKSPLAYでどちらも.COMがついている。映画鑑賞会員を騙るフィッシング詐欺のように思われる。当方のカードがどのようにして利用されたのか全くわからない。以上参考までに付記する。(2020/1)